お金で時間を買うという考え方
お金というものについて、私はよく「お金は時間を買うためにある」という考え方をします。皆さんも、一度は考えたことがあるかもしれませんね。人に与えられた時間は平等であり、時間を増やす唯一の方法は、お金を使うことだということです。
例えば、同じ目的地に行くときに、徒歩で行くのか、飛行機に乗るのか。選択肢によって到着後の自由時間が変わりますよね。飛行機を利用すれば、移動にかかる時間が短縮され、その分、目的地での自由な時間が増えることになります。
このような効率的な選択をすることで、私たちはお金を使って時間を「買う」ことができるのです。それは自己投資の一つだと思っています。
ただ、時間を買うという概念は、単純な移動手段の選択にとどまらず、もっと広い意味を持っています。水平思考の視点では、時間を買うという行為が新しい可能性や価値を生み出すことにつながるのです。
例えば、飛行機の中で新しい人と出会い、そこから新たなビジネスチャンスが生まれるかもしれません。あるいは、飛行機からの美しい景色を見てインスピレーションを得ることができるかもしれません。
このように、時間を「買う」ことで生まれる付加価値も考慮すべきです。
費用対効果や投資利益率といった数値化できる指標ももちろん大切です。私たちは限られたリソースの中で、どれだけの成果を得られるかを判断するために、これらの指標を使います。しかし、水平思考を取り入れると、数値化が難しい要素にも目を向けることができるようになります。
例えば、心のブロックを解除するためにお金を使うこと。これが直接的に収益に結びつくかどうかはわかりませんが、長期的に見れば、ストレスの軽減やクリエイティビティの向上など、見えない形で大きな価値を生み出すことがあります。そういった質的な価値を見逃さないことが、より豊かな人生につながるのではないかと思います。
この話を考えるとき、ふとコバトンとの思い出が浮かんできました。彼女と過ごした時間、特にご飯を食べたり、お酒を飲んだりしたときのことです。私が支払ったお金は、単に食事や飲み物の代金だけではなく、彼女と過ごす時間を「買っていた」とも言えるのかもしれません。その時間は、お互いの絆を深め、楽しい思い出を作るための投資でした。今でもその時間が私の心に残っているのは、お金では買えない価値があったからだと思います。
ですから、私はこれからも、単にお金を費やすだけでなく、その先にある時間や可能性に目を向けていきたいと考えています。お金で買える時間をどう活用するか、それが私たちの人生の質を決定する要素になるのかもしれません。
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